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157/馬蹄形小銭入れ 試作

2014年1月23日作成

※別ページは時系列に下から上へ更新してますが、当ページは下へ最新分更新します。

 

馬蹄(バテイ)小銭入れ はとても高度な技術が必要で、
自分で作れるかどうか心配です(;´ρ`)が!やる気満々~♪
調べた物のまとめも兼ねてUpしますっ
これが作れたら一人前のレザークラフター!?
だと思うので今後チャレンジされる方への参考になるといいなヽ(*´∀`)ノ

ファイル 485-2.jpg

手縫い馬蹄小銭入れがあまり作られない理由

・駒あわせ縫いが難しい(斜めに縫わなきゃいけない、片側コバ磨き必須)
・拝み縫いが難しい(45度の角度でぴったりコバを裁断しなければならない)
・目を盗まないといけない(縫い目が合わなくなるため)
・高い革しか使えない(ヌメ革等硬めの厚い革(2mm以上)が必要)
・型紙が無い(革の厚みや硬さで型紙作ってもその革毎の作成が必要)
・曲線の集合体(裁断辛く、縫い辛い)
・ホックなどで止めないため、ぴったりサイズで無いとダメ
・小さい小銭入れなので、高そうに見えない(。・・)

※本格的な馬蹄小銭入れです。
※薄い革で貼り付けての作成や手縫いではない物も出回ってます;
※馬蹄小銭入れではなく、馬蹄風小銭入れは安価なライン生産品があり

こういう形状は馬蹄小銭入れではない!って感じらしい;

ポーターで1万以上するんだけどね;;

この形状であれば楽に作れそう(ノ≧∀≦)ノ

 

馬蹄小銭入れの開き方

ベロ部を引っ張ると思われますが、かぶせ側のR部分付近の底面を押し上げ開くのが正解らしい
(ベロを引っ張ると痛みが早いそう;)
でも大きめにコバや床を強めに磨いてベロ作る!

 

大きさを悩む(出回っているサイズmm)

75×70×15  ← 採用!
73×73
7.7x7x1.5cm
7cm×横7.6cm×厚2cm
約80×80×18mm
9×7×2(1.4)cm 
横8.5cm 縦7.5cm マチ1.5cm

 

馬蹄小銭入れ!!

◆土屋鞄  心材内臓・・・ちょっと残念だけど、コードバン良い感じ!

サイズ 外寸=縦7×横7.2×最大マチ1.5(㎝)
素材本体=コードバン(馬革) 内装=ヌメ革(牛革)

◆GANZO THIN BRIDLE 馬蹄小銭入れ

縦7.0×横8.0×マチ1.7

◆【COCOMEISTER】コードバン・馬蹄小銭入れ

70×76×19

◆ホワイトハウスコックス伝統の馬蹄型コインケース ミシンじゃなければいいのにね!

たて7cm×よこ7cm マチ2cm

以下却下!

◆駒あわせ縫いでは無い

◆床やコバ磨かれて無い

 

 

まとめ

◆【COCOMEISTER】の品質を目標に、手縫いで作成!

ファイル 485-1.jpg(写真添付)
素材=とりあえず全て栃木レザーブラウン(安い革だと頑張る気うせるので;)
1:ポケット側・側面(裏に床革追加)
2:ふた側・側面(2つ折・裏側の中央を薄く漉いて半分折)
3:本体(一番外側最大部材・全てコバ磨き)
4:内側手前(全てコバ磨き)
5:内側手前の後ろ(小物入れ部分になる所・試作のため省略)
6:ベロ(全てコバ磨き)

1月24日更新

下準備終了後
ファイル 485-3.jpg(写真添付)
②の真ん中を薄く漉く
②の片側だけ縫い目あけする
②をウォーターフォーミングする
②が乾いたら2つ折部を貼り合せ、1本菱目で斜めに貫通させる

①に縫い目を両側にあける
①に床革を追加する
①が乾いたら1本菱目で斜めに貫通させる

②を③にくっつける(縫い目穴は2個多いので、中央と端を確実に合わせてくっつける)
②をくっつけた③の右側の3目付近から縫い始める
③を5分の1縫った所で目を盗む(縫い目が確実に会わなくなる手前で目を盗むとよさそう)
③の目を盗んだシンメトリ部分の目を盗む

作業中の必須部分;

今日はここまで;

2月19日更新

試作1号1月末に完成・・・
微妙に気になる部分あるので2号作成中!

ファイル 485-4.jpgファイル 485-5.jpgファイル 485-6.jpg
ファイル 485-7.jpgファイル 485-8.jpgファイル 485-9.jpg
ファイル 485-10.jpgファイル 485-11.jpgファイル 485-12.jpg

引き手が偏って見えるけど・・・
カメラが広角だからです(。・・)

試作2号へ続く!

Tag: 馬蹄 栃木レザー ブラウン 本ヌメ